佐渡金山の暫定推薦書を提出

Published by
共同通信
相川鶴子金銀山遺跡の「道遊の割戸(どうゆうのわりと)」=5月、新潟県佐渡市

 永岡桂子文部科学相は30日の記者会見で、世界文化遺産登録を目指す「佐渡島の金山」(新潟)の暫定版推薦書を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出したと明らかにした。ユネスコから内容の不備を指摘されたため、推薦書を修正し、再提出する手続きの一環。今後は、正式版を来年2月1日までに提出し、2024年以降の登録審査に臨む方針だ。

 政府は今年2月に佐渡金山を推薦した。しかし、ユネスコは「西三川砂金山」の導水路跡に関する推薦書の説明に不備があるとして、審査を進めなかった。政府は7月、23年の世界遺産登録を断念するとともに、推薦書を再提出すると表明していた。