フリーランスのためのコワーキングスペース
ブルックリン区インダストリーシティにオープン
ニューヨーク市とフリーランサーズ組合は28日、ブルックリン区インダストリーシティにコワーキングスペースをオープンした。同日、ゴッサミストが報じた。
「フリーランサーズ・ハブ」と呼ばれるこの施設は37丁目241番地にあるオフィスビルの3階にあり、広さは4143平方フィート。周囲にメディアや映像制作会社が多いことからフォトスタジオや編集ソフトも備えている。営業時間は午前9時〜午後5時。その後は法律や会計・税務、健康・ウエルネスに関するセミナーを実施する。同組合のラファエル・エスピナル会長は「我々に社会的セーフティーネットが欠乏していることがコロナ禍で浮き彫りになった」と指摘。「このハブは、リソースの1つ。キャリアアップに役立ててほしい」と続けた。すでに利用者には好評だ。起業家のカランドラ・グリフィンさんは「オフィスは明るくて広い。やる気が出る」と話している。
2019年の統計によると、働くニューヨーカーの3分の1がフリーランス。市も支援に本腰を入れ、今回のハブ設立を巡っても150万ドルの資金を供与した。メデア・エンターテイメント局のアン・デル=カスティロ局長は「ハブに集まり、ネットワークを築いて、世界に誇る画期的で創造的な仕事に励んでほしい」とコメントした。
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