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共同通信
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【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は9月30日、ロシアによるウクライナ東南部併合の試みを非難して各国に領土変更を認めないよう呼びかける決議案を採決し、常任理事国のロシアが拒否権を行使して否決した。決議案を作成した米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は、全加盟国が参加する国連総会に改めて提出する意向を示している。
15理事国のうち10カ国が賛成し、中国とインド、ブラジル、ガボンが棄権した。賛成が多数を占めたものの、隣国の領土併合を宣言したロシアを孤立させられない実態が浮き彫りとなった。