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共同通信
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30日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=144円台前半で取引された。
午後5時現在は前日比36銭円高ドル安の1ドル=144円31~33銭。ユーロは2円22銭円安ユーロ高の1ユーロ=141円89~93銭。
朝方は、前日の米株式相場の下落を手掛かりに、ドルを売って円を買う動きが先行した。その後、輸入企業が月末の支払いに必要なドル資金を調達する動きが出て、円が売られた。夕方になると、米長期金利の低下を売買材料に円を買い戻す取引が活発になった。
市場では「円買いドル売りの再介入への警戒感が根強く、円が下げ渋る場面があった」(外為ブローカー)との声が聞かれた。