NY市、10月3日から生ゴミ回収開始
クイーンズ区でコンポスト用に
ニューヨーク市は10月3日からクイーンズ区でコンポスト(堆肥)用生ゴミの回収を開始する。30日、ゴッサミストが報じた。
生ゴミには食べ残しだけでなくナプキンなどの飲食用紙製品も含まれる。さらに落ち葉や枯れ草類も出すことができる。クイーンズ区は市内で最も庭ゴミが多い。今回同区が選ばれたのもそのためだ。10戸以上のアパートビルにはすでに茶色の専用容器が設置されている。10戸未満の場合は、1日から市清掃局(DOS)に請求できる。蓋付きの容器にコンポストであることを示すスティッカーを貼って使うことも可能だ。回収は週1回。12月末まで続けられ、庭ゴミの出ない冬の間は休みとなる。来年3月末に再開される。
回収した生ゴミはスタテン島の清掃工場で処理する。その際発生するバイオガスを「クリーン・エネルギー」として活用。堆肥は市内の公園やコミュニティーガーデンに配布する。DOSのティッシュ局長は「市内で出るゴミ2400万ポンドの3分の1は生ゴミ。これをリサイクルすれば、最も効果的なネズミ対策にもなる」と話している。生ゴミ回収は市内の一部を除いて実施されていない。DOSは職員を増やすなどして今回のパイロットプログラムに200万ドルを費やす。その成果を踏まえ、生ゴミ回収を全市で展開する考えだ。
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