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共同通信
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野党は3日、岸田文雄首相の所信表明演説に関し「物価高などで危機的な状況なのに、緊迫感が感じられない」(日本維新の会の馬場伸幸代表)と一様に酷評した。立憲民主党の泉健太代表は記者団に「盛り上がるところもなく、首相の決断を読み取ることはできなかった」と批判した。
馬場氏は「場当たり的な対応策がちりばめられていた」と記者団に指摘。物価高に触れ「日々の課題に直結した課題だが、その部分の対策は非常に弱かった」と述べた。国民民主党の玉木雄一郎代表も物価高対策が急務だとして「政治には強い意志や熱意が必要だが、首相は残念ながら淡々と演説した」と疑問視した。