ロシア領事館の外壁に落書き ウクライナ4州併合に抗議か

 

 

ロシア領事館の外壁に落書き

ウクライナ4州併合に抗議か

 

10月3日午後撮影(本紙)

 

 9月30日未明、ニューヨーク市内のロシア領事館外壁が赤ペンキで落書きされているのが見つかった。同日、ニューヨーク・タイムズが報じた。

 落書きは窓や二重ドアを含む外壁一面に残されている。文字は判読できないが、ロシアのプーチン大統領がウクライナ4州併合に関する演説を行う数時間前に起きていることから、これに抗議するものと考えられている。NYPDはバイアス犯罪の可能性も視野に入れて捜査を進めている。ロシア領事館はこの件に関しては米国務省に連絡するよう求めており、国務省は今のところコメントの求めに応じていない。また同領事館は同日の予約を全てキャンセルした。

 場所は、東91丁目の5番街とマジソン街の間。通行人は一様にウクライナ支持を表明している。旧ソ連生まれでロンドン在住のマリア・フィリップスさん(39)は「赤いペンキは血の象徴。ロシアはウクライナ人や自国の兵士が流した血に責任がある」と怒りをあらわに。近くに住むマリアナ・コバレンコさん(57)は11年前にロシアから移住した。「私自身が落書きしたいくらい」。向かいのスペンススクールに通うジュリア・クルシェルニッキーさんはウクライナ系米国人。「ロシアによる侵略を生々しく表現している。胸が詰まる」と目に涙を浮かべていた。

 

10月3日午後撮影(本紙)


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