Published by
共同通信
共同通信
大分県の広瀬勝貞知事(80)は4日の記者会見で、来年4月の任期満了に伴う知事選に出馬せず、今期限りで引退する考えを表明した。現在5期目で、現役の都道府県知事の中では最年長だった。「足腰が弱って立ち歩きが不十分になってきた」として、身体の衰えを主な理由とした。
後継については「県民が選択することで、私が申し上げることではない」と指名しない考えを示した。これまでに知事選に立候補を表明した人はいない。
広瀬氏は大分県日田市出身。1966年通商産業省(現経済産業省)に入省し、機械情報産業局長などを経て事務次官を務めた。退官後、2003年の知事選で初当選した。