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共同通信
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5日夕から6日朝まで東京商品取引所で行われた中東産原油の先物夜間取引で、指標価格が一時1キロリットル当たりで5日の清算値(株価終値に相当)よりも2250円高い7万5210円を付け、9月8日以来、約1カ月ぶりの高値となった。物価が一段と上がる可能性が出てきた。
石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど主要産油国でつくるOPECプラスが5日、世界の1日当たりの原油需要の2%相当量を協調して減産することを11月から始めると決めたことが要因。
市場では、製油所で原油からつくるガソリンや灯油、軽油などの供給が減って値段が上がるとの予想が広がり、先物が大幅上昇した。