複数の教団関係者を参考人聴取

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共同通信
安倍元首相が銃撃された現場付近=7月、奈良市

 安倍晋三元首相銃撃事件で、山上徹也容疑者(42)=殺人容疑で送検=の母親による世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への多額献金の実態を調べるため、奈良県警が複数の教団関係者を参考人として任意で事情聴取したことが7日、捜査関係者への取材で分かった。多額献金で家庭が崩壊したという恨みから事件を起こしたとされ、県警は動機の解明と裏付け捜査を急ぐ。事件は8日で発生から3カ月。政府は多額献金などの被害救済へ、関連法令の見直しを検討している。

 捜査関係者などによると、聴取したのは教団に所属する人などで、献金の仕組みや母親の献金の時期、額、方法などを確認した。