セカンド・シティ、NYに進出へ
シカゴのコメディ劇団、ブルックリンに
シカゴの即興コメディ劇団「セカンド・シティ」が来年、ブルックリン区のウィリアムズバーグ地区に進出する。1959年以来、シカゴに本拠地を置いてきた同劇団のニューヨークへの進出は初めてで、劇場とトレーニングセンターをオープンさせる。ニューヨーク・タイムズが6日、伝えた。
セカンド・シティのエド・ウェルズ最高責任者は「パンデミックから抜け出し、舞台が復活、消費者の需要も高まっている。ステージが毎晩完売しているのを目にした時、拡張を考え始めることがより当面のものになった」と強調する。
セカンド・シティは数十年にわたり、シカゴのほかトロントとハリウッドに拠点を置いてきた。過去には、デトロイトとラスベガスにも拠点を置いていたことがある。ウィリアムズバーグには、公演用のメインステージ、研修生用のステージ、レストランなどを建設する予定だ。同社によれば、ニューヨークの市場規模は、シカゴ、ハリウッドに次ぐという。
新型コロナウイルスの感染拡大後、コメディ系の劇場は閉鎖を余儀なくされ、長らく苦戦を強いられてきた。セカンド・シティも例外ではなく、パンデミックによる財政難に加え、疎外感を訴える有色人種パフォーマーたちから不満の声が上がるなど、経営の屋台骨を揺るがす事態が起きている。
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