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共同通信
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スポーツ庁は12日、2021年度の体力・運動能力調査の結果を公表した。体力テストの結果を点数化した合計点が、小学生から高齢者までの幅広い年齢層で、新型コロナウイルス感染拡大前の19年度と比べて低下している傾向が出た。外出や運動機会の減少が影響した可能性がある。
調査に協力した内藤久士順天堂大教授(運動生理学)は、持久力を測る項目で成績が落ちたとして「(コロナ下で)体を動かす機会が減った影響ではないか」と説明。ただ、結果全体は「さまざまな要因が絡み、新型コロナが理由とは言い切れない」と話した。
調査は21年5~10月、6~79歳の男女約4万8千人に実施。