台風19号から3年、関東で追悼

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共同通信
2019年の台風19号上陸から3年を迎え、犠牲者を悼み手を合わせる高崎幸江さん(右から4人目)と相模原市の本村賢太郎市長(同3人目)ら=12日午前、相模原市緑区

 記録的豪雨をもたらした2019年の台風19号(東日本台風)の上陸3年となった12日、被害を受けた関東地方でも群馬県などで追悼行事が行われた。地滑りで3人が犠牲となった群馬県富岡市内匠の現場では、初めての市主催追悼式に遺族や復旧に携わった市職員ら約80人が参列して献花。発生時刻とされる午後4時半に黙とうした。

 富岡市の榎本義法市長は「尊い人命が二度と失われない安全な地域をつくっていきたい」とあいさつ。地区では住宅3棟が全壊、2棟が半壊した。2家族10人が地元に戻れていない。

 台風は関東、東北を縦断し13都県で土砂災害や浸水被害が多発した。