G7、為替急変動に懸念

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共同通信
G20財務相・中央銀行総裁会議の会場に向かう鈴木財務相(中央)=12日、ワシントン(共同)

 【ワシントン共同】先進7カ国(G7)は12日、米ワシントンで財務相・中央銀行総裁会議を開き、ドルの独歩高が続く為替市場について「最近の急激な変動を踏まえ、世界市場を注意深く監視し続ける」との方針で一致した。「多くの通貨が今年、急激に変動している」と懸念を示した。

 G7は会議後に公表した声明で、2017年5月に打ち出した「為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済および金融の安定に悪影響を与えうる」との立場を再確認した。利上げなどの金融政策は「経済活動への影響や他国への波及を抑制することに留意」しつつ行うと表明した。