いじめで2年間不登校に、堺市

10/13/2022

　堺市教育委員会は13日、市立小の男子児童が周囲から「ぼけ」と言われるなどのいじめを受け、卒業までの約2年間、不登校になっていたと発表した。学校側は卒業証書を渡していなかったという。

　堺市教委によると2017～18年、小学4～5年だった男子児童が、別の児童らからトイレに行かせないようにされたり、「ぼけ」「かす」などと言われたりした。18年5月から不登校となり、卒業まで登校することはなかった。堺市教委は「いじめ重大事態」と認定している。

　また、進学先の市立中学への引き継ぎがなく、加害者側の児童1人と同じクラスとなった。進学後も、断続的な不登校が続いたという。