円安進行、147円に迫る

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共同通信
米ドルと日本円の紙幣(ロイター=共同)

 13日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=147円に迫る水準で推移した。米国で大幅な利上げが続くとの見方から、前日のニューヨーク市場で一時1ドル=146円98銭まで円が下落し、日本が金融危機下にあった1998年8月以来、約24年ぶりの円安ドル高水準を更新。東京市場では日本政府・日銀による再介入への警戒感から円を買い戻す動きも出た。

 午後5時現在は前日比67銭円安ドル高の1ドル=146円83~84銭。

 G20財務相・中央銀行総裁会議に出席した鈴木俊一財務相は「投機による過度な変動は容認できない。過度な変動には適切な対応を取る」と述べ、市場をけん制した。