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共同通信
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明治時代の1872年に日本初の鉄道が新橋―横浜間で開業してから14日で150周年を迎える。徒歩で1日がかりだった同区間は約1時間に短縮され、近代化の象徴となった。明治末期にはほぼ全国的な幹線網が完成し、産業発展に貢献。1世紀半が経過した令和の時代でも人々の生活や経済を支え続けている。14日以降、各地で記念式典やイベントが開かれる。
旧国鉄や国土交通省などの資料によると、開業式では新橋、横浜両駅に万国旗がはためき、明治天皇が乗車した。煙を噴き上げ疾走する蒸気機関車は幕末の黒船来航に並ぶ衝撃を与え、海上に築かれた「高輪築堤」を走る姿が錦絵に描かれた。