スウェーデンで政権交代

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共同通信
スウェーデン議会が首相就任を承認した野党、中道右派の穏健党のクリステション党首=17日、ストックホルム(Anders Wiklund/TT News Agency提供、AP=共同)

 【ロンドン共同】スウェーデン議会は17日、先月の議会選で第3党となった野党、中道右派の穏健党のウルフ・クリステション党首の首相就任を承認した。これにより穏健党を中核とする中道右派勢力が、中道左派中心の勢力から8年ぶりに政権を奪取することになった。

 穏健党は同じ中道右派2党と連立政権を組み、第2党となった極右の野党、民主党が閣外協力する。ロイター通信によると、反移民などを掲げる民主党が政権の方針に直接的な影響力を持つのは初めて。新政権は民主党の意向を踏まえ、移民に対して一段と厳しい政策をとる方針。