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共同通信
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2011年に京都府で交通事故により亡くなった幼稚園児東陽大ちゃん=当時(4)=が育てていたヒマワリの種を広める運動の一環で、福岡市で育てられたヒマワリの種約千粒が17日、地雷除去活動をする同市のNGO「カンボジア地雷撤去キャンペーン」に手渡された。カンボジアの学校でも育ててもらい、命の大切さへの共感を広げる計画だ。
運動は、遺族から種をもらい受けた京都府警が全国の警察へ広めて始まった。福岡市の市民グループにも25粒が渡り、同市の能古島で育てられた。
種を受け取った大谷賢二理事長は「交通事故で奪われた命のための種が平和の活動にもつながれば」と話した。