政府、安全装置上限まで全額補助

Published by
共同通信

 政府は17日、園児置き去りを防ぐ通園バスの安全装置に関し、上限まで設置費用を全額補助する方針を固めた。上限は、ブザーを使う装置を想定した20万円程度とみられる。園側の負担を実質ゼロにする効果により、装置の早期普及を狙う。

 安全装置にはさまざまな種類がある。政府は、主な補助対象に、バス後方に取り付けて職員に座席状況の点検を促すブザーを想定。ブザーの市場価格を見ながら補助上限を最終決定する。

 センサーを使う高額な物も対象にするものの、ブザーを想定した額の補助にとどめる見通し。国土交通省が年内に仕様に関するガイドライン(指針)を策定する。