知床沿岸で骨発見、人のあごか

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共同通信

 第1管区海上保安本部(小樽)は17日、北海道の知床半島沿岸で、人のあごとみられる骨を発見したと発表した。DNA型鑑定を行い、観光船「KAZU 1(カズワン)」沈没事故の乗客のものかどうかを確認する。

 1管によると、知床岬西側にある啓吉湾の波打ち際を捜索していた機動救難士が同日午後0時50分ごろに見つけた。見た目や大きさから人のものとみられる。

 知床半島西側では4日にも、沈没事故の行方不明者の名前が書かれた交通系ICカードと人骨とみられる骨15個が見つかった。

 これまでに計20人が見つかり、いずれも死亡が確認された。残る乗客6人が行方不明となっている。