ウクライナ、ベラルーシ参戦警戒

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共同通信

 【キーウ共同】ロシアが侵攻するウクライナで、ロシアの同盟国で隣国のベラルーシが参戦することへの警戒が高まっている。ベラルーシのルカシェンコ大統領は欧米の脅威を強調し、ロシアとの合同部隊編成を宣言。15日には「ロシアの作戦に巻き込まれるつもりはない」と主張。参戦を否定してみせたが、部隊編成には東部や南部で前進するウクライナ軍の背後をけん制し、攻勢をそぐ狙いもありそうだ。

 ルカシェンコ氏がロシアとの合同部隊編成を表明したのは10日。同氏は「ウクライナではベラルーシ領への攻撃が計画されている。(米欧が)ウクライナにベラルーシとの戦争勃発を促している」と述べた。