独、サイバー対策トップを解任

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共同通信

 【ベルリン共同】ドイツでサイバーセキュリティー対策を担う連邦情報セキュリティー庁のトップ、シェーンボーム長官が18日、解任された。ドイツメディアが報じた。ロシア情報機関との関係を疑う報道が出ていた。

 シェーンボーム氏は政府機関や民間からサイバー対策の専門家や団体を集めた協議会を2012年に共同設立。旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元スパイが設立した会社も入っていた。協議会を通じてこの会社の関係者と接触を続けていた疑いが指摘されている。

 フェーザー内相が解任を命じた。政府は「国民の信頼を損ねた」として疑惑を調査するとした。16年から長官を務めていた。