ゴミ出しは午後8時から
ゴミの山回避へ新ガイドライン
ニューヨーク市のアダムズ市長は17日、歩道にゴミを出す時間を午後4時から午後8時に遅らせるとするガイドラインを発表した。市清掃局(DSNY)は来年4月1日から発効させたいとしている。同日、ポリティックスNYが報じた。
現在の午後4時というのは全米でも早い。そのため歩道にゴミの入った黒いビニール袋が積み上がり、最長で14時間交通を妨害することがある。ネズミも集まってくる。「私はネズミが大嫌い。ブルックリン区長時代、区庁舎のネズミを駆除してネズミ殺しの汚名を着せられたこともある」とアダムズ氏。「それでも駆除をやめない。市民の健康と生活の質の向上を優先させる」と訴えた。DSNYのジェシカ・テッシュ局長も「深夜シフトでのゴミ回収を増やしている。ゴミ出し時間を遅らせることと合わせ、街の美化とネズミ問題解決を目指したい」と話した。
午後8時はリサイクルゴミを出す際にも適用される。ただし、蓋付きの容器に入れる場合は午後6時から出すことができる。9戸以上のアパートビルは午前4〜7時を選択してもよい。DSNYがゴミを回収しない商業用ビルは通常の時間にゴミ出しが可能だ。DSNYは11月18日に公聴会を開催予定。それまで市民のコメントも受け付けており、年末までに最終決定を下したい意向だ。
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