仮想空間の別荘、宿泊も

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共同通信
「ANGO」のサービスの仕組み

 インターネット上の仮想空間「メタバース」の別荘を買うと、現実社会の別荘に毎年1回、宿泊できるサービスをベンチャー企業のANGO(アンゴ、東京)が年内にも始める。メタバースのデジタル資産に現実社会の価値を付ける。事業が軌道に乗れば、地方の別荘を追加購入して同様のサービスを提供する。メタバースの資金によって、地方の遊休資産を有効活用する狙いもある。

 那須高原(栃木県那須町)に1軒の別荘を購入し、外観や室内をメタバースに再現する。数十万円で販売し、メタバースの別荘を独占して使用できるほか、那須高原の現実の別荘に宿泊できる権利が付く。