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共同通信
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佐賀県鳥栖市で昨年、面識のない79歳女性をハンマーで殴って殺害したとして、殺人などの罪に問われた元長崎大生山口鴻志被告(26)の裁判員裁判第3回公判が20日、佐賀地裁で開かれ、検察側は懲役25年を求刑した。
山口被告は17日の初公判で、留年が確定的になり「居場所は刑務所しかない。人を襲うしかない」と考えたと述べていた。20日は論告に先立ち被告人質問があり、遺族への気持ちを問われた山口被告は「申し訳ないという気持ちはある」と答えた。
起訴状によると、山口被告は昨年9月10日午後、除草作業中の大塚千種さんの後頭部を複数回殴り脳機能障害で死亡させたとしている。