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共同通信
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勤務先だった携帯電話大手ソフトバンクから高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムに関する営業秘密を持ち出したとして、不正競争防止法違反(営業秘密領得)の罪に問われた楽天モバイル元社員合場邦章被告(46)に対する論告求刑公判が20日、東京地裁で開かれた。検察側は懲役2年、罰金100万円を求刑。弁護側は、持ち出した情報が営業秘密に当たらないなどとして無罪を主張し、結審した。判決は12月9日。
検察側は論告で、「自分の評価を上げようと犯行に及び、強い非難に値する」と強調。
弁護側は、「被告にファイルが厳格に管理されているとの認識はなかった」と主張した。