米石油備蓄の追加放出準備

10/19/2022

　【ワシントン共同】米ホワイトハウスは18日、エネルギー価格を抑制するため、12月に1500万バレルの石油備蓄を放出すると明らかにした。さらなる大規模な追加放出も準備する。11月の中間選挙が迫る中で物価高対応をアピールする狙いがあり、バイデン米大統領が19日に発表する。

　石油輸出国機構（OPEC）加盟国と非加盟のロシアなどで構成されるOPECプラスが今月に大幅減産を決め、下落傾向にあった米国内のガソリン価格が下げ止まり、上昇に転じつつある。物価高がバイデン氏の支持率低下の要因となっており、米政権は対策を急ぐ。ただ、どこまで効果を得られるかは不透明だ。