Published by
共同通信
共同通信
20日の外国為替市場で円相場が下落し、一時1ドル=150円の節目を下回った。150円台はバブル景気終盤の1990年8月以来、32年ぶりで、今年初めからの下げ幅は約35円に及んだ。記録的な円安は新型コロナウイルス禍からの景気回復が遅れる日本経済の弱さを映し出し、輸入品の価格上昇に伴う物価高に拍車がかかりそうだ。市場関係者は、政府と日銀が再び円買いの為替介入に動くかどうか注視する。
ドルに対する円の価値は、2011年に付けた戦後最高値の1ドル=75円32銭と比べると、ほぼ半減した。
No related posts.
No related posts.