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共同通信
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四国4県の住民を中心に四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めを求め松山地裁で係争中の集団訴訟で、18都府県の住民89人が20日、「第6次訴訟」を松山地裁に起こした。提訴は2019年3月の「第5次」以来3年7カ月ぶり。11年12月の「第1次」提訴以降の原告総数は1500人を超えた。
松山市の楽器製作業北村親雄さんは提訴後、市内で会見。原告だった妻が亡くなり、遺志を引き継いだという。
住民側は、南海トラフ巨大地震などに伴う過酷事故が起きれば甚大な被害が生じる危険性があると主張。伊方原発が佐田岬半島に立地していることから避難も困難だと訴えている。