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共同通信
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連合は20日、2023年春闘の基本構想を発表した。基本給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)要求を月給の3%程度とし、定期昇給分と合わせ5%程度の賃上げを求める方針を明記。歴史的な物価上昇を受け、過去7年続けた要求水準を引き上げる。明確な水準としては5~6%とした1995年以来の規模で、12月開催予定の中央委員会で正式決定する。
基本構想では、長期にわたるデフレの経験が企業や家庭に浸透している中で輸入物価が上昇し、スタグフレーションに陥りかねないと指摘。「国内総生産(GDP)も賃金も物価も安定的に上昇する経済へステージを転換すべきだ」などと訴えている。