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共同通信
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【カブール共同】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権の地方復興開発副大臣で、国内少数派ウズベク人のサラフディン・アユビ氏は21日までに、閣僚の大半をタリバンの母体民族パシュトゥン人が占める現状を「民族差別だ」と批判した。「少数民族を政治参加させなければ、タリバンは国を統治できず内戦に陥る」として、包括政権の樹立を訴えた。
国際社会は、暫定政権は多民族国家のアフガンを代表していないとして政権承認していない。国内では包括政権樹立を目指す国民抵抗戦線がタリバンと戦闘を続けるが、閣僚からも同様の意見が出るのは異例だ。