欧米が無人機攻撃調査を要求

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共同通信
ロシア軍の攻撃で使われたイラン製とみられるドローンの一部=17日、ウクライナ・キーウ(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は21日、ウクライナ情勢を協議する公開会合を開いた。欧米の理事国はロシアによる攻撃にイラン製無人機が使われていると指摘した上で、イランからロシアへの無人機供与はイラン核合意を承認した安保理決議に違反していると改めて主張し、国連に現地調査を要求した。

 ロシアのネベンジャ国連大使は「国連の事務局に調査権限はない」と反発し、調査が実施されれば「中立とは見なせず、事務局との関係を見直す」と警告した。

 フランスのドリビエール国連大使は「ロシアのウクライナ侵攻に対する全ての支援を即座にやめるようイランに要請する」と述べた。