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共同通信
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【キーウ共同】ロシアが一方的に併合したウクライナ東・南部4州のうち、南部ヘルソン州の戦況が緊迫、米紙ニューヨーク・タイムズは20日、複数の米当局者の観測として、近くウクライナ軍が州都ヘルソンを奪還する見通しと伝えた。ロシア軍が撤退の口実として、州内の水力発電所のダムを破壊するとの見立ても浮上。大規模洪水が起きる恐れがあり、ウクライナ側は警戒している。
同紙は、地面がぬかるみ、ロシア軍の動きがにぶる今後6週間の秋季で、ウクライナ軍がヘルソン州や東部ドンバス地域で前進を続けると指摘。一方で、ロシア軍が4~5カ月で再編成し、反撃に転じるとの見方も示した。