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共同通信
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【ロンドン共同】英国のトラス首相(47)が20日に辞任表明し、後継を決める与党保守党党首選の火ぶたが切られた。混乱長期化を避けるため、党は出馬条件を厳しくして候補者を絞り込み、28日までに決める方針。前回党首選で敗れたスナク元財務相(42)の出馬が有力視される一方、ジョンソン前首相(58)の復帰を望む声もあり、動向が焦点だ。
インド系のスナク氏は、ジョンソン氏退陣に伴う7月の前回党首選の予備投票で首位を独走したが、決選でトラス氏に敗れた。大型減税策を掲げたトラス氏に対し、インフレ抑制が最優先と堅実な政策を主張していた。