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共同通信
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原子力規制委員会の山中伸介委員長は21日、最長60年とする原発の運転期間を撤廃する政府方針を受けた規制見直しに関し、運転開始から30年を超える原発については、10年おきに認可をする新たな制度が想定されるとの考えを示した。「設計の古さも考慮する。かなり厳しい規制になる」などと述べた。9月の委員長就任後、初めて共同通信の単独インタビューに答えた。
現行法は、原発の運転期間を「原則40年」「規制委が認めれば1回に限り最長で20年延長できる」と規定。政府は60年超運転を可能にする法整備を目指すが、規制委は長期運転の安全性を担保する仕組みを検討している。