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共同通信
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【北京共同】中国共産党は23日、第20期中央委員会第1回総会(1中総会)で習近平総書記=国家主席=(69)の3期目続投を正式決定、新指導部が発足した。習氏の側近らが最高指導部7人のうち4人の新任ポストを独占し、人事で厚遇された。習氏の元部下で上海市トップの李強氏(63)が序列2位となり、来年の首相就任はほぼ確実。習氏の対外強硬路線に忠実な元駐日大使の王毅国務委員兼外相(69)は昇格、外交担当トップに就く見通しだ。
習氏は立場に隔たりのある人物を党中枢から排除し、権力集中を加速させた。独裁を防ぐために党が築いた集団指導体制は事実上瓦解した。