半世紀前の渋谷暴動、無罪を主張

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共同通信
大坂正明被告

 1971年11月に東京・渋谷で起きた「渋谷暴動事件」で、警察官を殺害したとする殺人などの罪に問われた過激派「中核派」の活動家大坂正明被告(73)の初公判が25日、東京地裁で開かれ、被告側は無罪を主張した。被告が事件現場にいたかどうかが争点。

 起訴状によると、71年11月14日、沖縄返還協定に反発する学生らが暴徒化した渋谷で、デモの警備中だった新潟県警の中村恒雄巡査=当時(21)=を仲間と共に火炎瓶や鉄パイプなどで襲撃し、殺害したとされる。また他の警察官3人にもけがをさせ、派出所に放火したなどとしている。

 被告は2017年に広島市内で身柄を確保された。