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共同通信
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JR九州は24日、鳥栖―熊本間を走る人気観光列車「SL人吉」の運転を2024年3月に終了すると発表した。客車をけん引する蒸気機関車「58654号機」が老朽化し、メンテナンスを担う技術者の確保も難しいためという。
営業運転している蒸気機関車では国内で最も古く、1922年に完成した。今年は誕生100年の節目に当たり、11月18日にJR八代駅(熊本県八代市)で記念イベントを開く。
58654号機は75年にいったん廃車となったが、88年から2005年に「SLあそBOY」として復活。09年からは「SL人吉」として運行し、これまでの乗車人員は約37万5千人に上る。