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共同通信
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大阪府門真市の住宅で2016年、大工川上幸伸さん=当時(43)=を刺殺し、子ども3人に重軽傷を負わせたとして殺人などの罪に問われ、懲役30年の実刑が確定した男と母親に対し、遺族が計7200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は25日、母親の監督義務違反を認め、受刑者と連帯して計約6200万円を支払うよう命じた。
判決などによると、坂部(旧姓小林)裕真受刑者(30)は統合失調症を発症。母親が入院費を滞納するなどしたため15年3月、退院となった。横田典子裁判長は、監督者としての注意義務違反を認定し、受刑者と連帯して賠償するべきだと判断した。