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共同通信
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事業者が納付する消費税を正確に計算するための書類「インボイス(適格請求書)」が来年10月に導入されることを受け、フリーランスのライターらが参加する反対団体が26日、東京の日比谷野外音楽堂で集会を開いた。団体の発起人でライターの小泉なつみさんは「弱い者をさらに弱くする」と訴えた。
インボイス導入後、企業が従来通り原稿料などを「仕入れ額」として税控除を受けるには、発注先のフリーランスのライターらにインボイスを発行してもらう必要がある。だが売上高1千万円以下の免税事業者は発行できず、企業側が免税事業者の多いフリーランスとの取引を敬遠する懸念がある。