NY地下鉄駅の公衆トイレ、再開へ ユニオンスクエアなど8駅、コロナ禍で閉鎖続く

 

 

NY地下鉄駅の公衆トイレ、再開へ

ユニオンスクエアなど8駅、コロナ禍で閉鎖続く

 

6番線23丁目駅で2021年6月撮影(Photo:本紙)

 

 2020年春の新型コロナウイルス感染拡大以来、閉鎖が続いていたニューヨーク地下鉄駅の公衆トイレが、ようやく再開されることになった。ユニオンスクエア駅など比較的、状況が良い8駅に限り、来年1月から利用できるようになる。パンデミック終焉に向けた、一つの象徴的な出来事と言える。ニューヨーク・タイムズが24日、報じた。

 地下鉄の全472駅のうち、トイレがあるのは69駅で、今回再開されるのは、他にヤンキースタジアム、フルトンストリート、フラッシングメインストリートなどの各駅。ニューヨーク州都市交通局(MTA)は公衆衛生を理由に、コロナ禍突入後から全てのトイレを閉鎖してきた。

 MTAは、コロナを巡るさまざまな規制が緩和されたことを踏まえ、トイレ再開を模索してきた。トイレ清掃を担う人員の確保に手間取っていたものの、最近になってめどが立ちつつあるという。

 パンデミックの前から、地下鉄の駅公衆トイレは少ない上、ホームレスが集まるなどしており、不潔で荒らされていた。年明けに再開されるのは、ごくわずかに過ぎないものの、関係者からは「歓迎すべきことだ。さらに多くのトイレが再開される可能性があるだろう」、「コロナを取り巻く環境は変化している。再開の流れとなり、安心している」などの声が上がっている。

 


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