日興、相場操縦の罪認める

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共同通信

 SMBC日興証券の相場操縦事件で金融商品取引法違反の罪に問われた法人としての同社と、元幹部1人の初公判が28日、東京地裁(神田大助裁判長)で開かれ、同社は近藤雄一郎社長(59)が出廷し「間違いありません」と起訴内容を認めた。東京地検特捜部は10銘柄で不正があったと判断し、元副社長執行役員ら6人を起訴している。この日裁判が始まり、組織的な関与をどこまで立証できるかが焦点になる。

 日興証券は両罰規定に基づき起訴され、法人への罰則は7億円以下の罰金。近藤社長は初公判で「社会の皆さまに大変なご迷惑、ご心配をおかけし、深くおわびします」と述べ、頭を下げた。