Published by
共同通信
共同通信
2021年3月、名古屋出入国在留管理局の施設に収容中だったスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=が死亡した問題で、遺族側は27日、名古屋第1検察審査会に対し、殺人の疑いで告訴され不起訴となった当時の局長らに関し、殺人罪で「起訴相当」と議決するよう求める意見書を提出した。
妹のワヨミさん(30)とポールニマさん(28)は今年8月、嫌疑なしで不起訴とした名古屋地検の処分を不服として審査を申し立てていた。
意見書では、ウィシュマさんは身体拘束され、生命を維持するための必要最低限の措置すら取られなかったと主張している。