火星に隕石衝突で地震

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共同通信
隕石衝突で火星表面にできたクレーター。上空の周回機から撮影した(NASAなど提供・共同)

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は27日、火星表面で活動する無人探査機インサイトが隕石の衝突による地震波をとらえていたと発表した。周回機が上空からクレーターを確認、周囲には地下の氷が飛び散っていた。現場は暖かく有人探査に向いた低緯度の平原。氷は飲み水や燃料としての利用が期待できるという。

 インサイトは昨年12月、マグニチュード(M)4の地震を記録。今年2月になり、周回機のカメラ運用チームが直径150メートル、深さ21メートルのクレーターを発見した。隕石は推定5~12メートル。地球なら大気圏突入時に燃え尽きるくらいの大きさだが、表面に到達した。