Published by
共同通信
共同通信
【ワシントン共同】米商務省が27日発表した2022年7~9月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、年率換算で前期比2.6%増だった。輸出や政府支出が伸び、3四半期ぶりのプラス成長となった。
金融市場の事前予想の2.4%増は上回ったが、記録的な物価高騰や大幅利上げに、ウクライナ侵攻の長期化などが重なり、景気の先行きは厳しそうだ。
米経済はコロナ禍からV字回復していたが、世界的な再流行やウクライナ侵攻を受けて22年1~3月期に1.6%減に転じた。4~6月期も0.6%減となり、一般的に景気後退局面と見なされる2四半期連続のマイナス成長となった。