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共同通信
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【ワシントン共同】米空軍は28日、沖縄県の嘉手納基地に常駐するF15戦闘機を11月1日から約2年かけて退役させると声明で明らかにした。F15は老朽化が進み、より新しい戦闘機による巡回配備に切り替える。「嘉手納での安定したプレゼンスを維持する」としたが長期的な計画は未定とした。
台湾有事や沖縄県・尖閣諸島を巡る不測の事態が危ぶまれる中、中国に対する抑止力の低下を懸念する声が専門家から出ている。空軍は「インド太平洋地域での戦闘能力の近代化は最優先事項」とし、抑止力維持を図る姿勢を強調した。
国防総省当局者によると、嘉手納で退役させるのは2個飛行隊の約50機。