Published by
共同通信
共同通信
【オビエド共同】「スペインのノーベル賞」とも呼ばれるアストゥリアス皇太子賞の今年の授賞式が28日、北部オビエドで開催された。8部門のうち平和賞に当たる共存共栄部門で、建築を通じて世界各地の避難民や被災者への支援を続ける日本の建築家、坂茂さん(65)が受賞した。
スペイン国王フェリペ6世の長女レオノール王女が賞を授与。国王は演説で「坂さんは建築の理解と最も苦しんでいる人々への連帯に関して見事に先頭を走っている。寛容な行動に感服する」とたたえた。
坂さんは27日の記者会見で「共存共栄部門での受賞は非常にうれしく光栄だ」と述べた。