ニューヨーク補習授業校W校
保護者会 会長 タカヨシ ウィーズナーさん
Q. 保護者の方から見た補習校の特徴を教えてください。
補習校と聞くと、日本に帰国する児童生徒の教育のみを目的としているような印象をお持ちになるかもしれませんが、児童生徒の半数近くは永住者もしくは帰国未定者となっており、学ぶ目的、育った環境ともに多様性に溢れているのが実情です。
Q. お子さんを同校に通わせてよかったと思うのはどんな時ですか?
異なる文化背景を持つ人々と一緒に学校生活を送ることで日本の文化、習慣、考え方の違いをより深く理解し、違いを乗り越えて共に生きていくことの難しさと楽しさを体験できることは、これからのグローバル社会を生きていく子どもたちにとって大きな資産になります。また様々な地域から来た児童生徒が通っていますから、共有する文化や言語を軸に地域の枠を越えて人的ネットワークを築くことができるのも、現地校や塾にない魅力だと思います。
Q. 保護者会ではどのような活動をされていますか?
運動会、読書マラソン、図書の貸し出し、古本市など毎年行われている活動がたくさんあります。また今年は紙飛行機大会、剣道体験、キャリアトーク、電子書籍読み放題サービスの提供なども行いました。毎年恒例、新年のお餅つきもありますね。保護者のみなさんは本当に一生懸命やってくださっていて、保護者会というよりは保護者愛としか形容しようがない活動内容です。この場を借りて、保護者の皆様には感謝の言葉を述べさせていただきます。
Q. 保護者同士の交流はどのようにされていますか?
対面授業が再開して1年以上が経ちますが、まだ保護者が自由に校内に入れる ような体制にはなっておらず、以前と比べると交流の機会が減ってしまったとい う意見を耳にします。一方で、クラス単位での懇談会、保護者会活動、運動会等のイベントを通じた交流は既に再開していますので、これから交流は増えていくと思 います。
Q. 現在同校に通われている、また今後入校を考えている保護者の方にメッセージをお願いします。
海外子女教育振興財団が2018年に刊行した補習授業校児童生徒の学習状況調査等報告書で、「補習授業校では日本国内に比べて自己肯定感が高く、自分の考えや意見を発表することが得意で、人が困っている時に進んで助けると答えた児童生徒が多かった。また「将来海外で働きたい」と答えた割合も多く、将来のグローバル人材としての期待が大きい」と述べられている通り、補習校は輝いている子どもたちで溢れています。みんなで新しいお友達をお待ちしていますので、ぜひ、いらしてください!
ニューヨーク補習授業校W校
ニューヨーク州ポートチェスター
Tel 914-636-3770
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