群馬・富岡で世界遺産サミット

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共同通信

 世界遺産を有する国内自治体の関係者が一堂に会する「第9回世界遺産サミット」が30日、群馬県富岡市で開かれた。開業150周年を迎えた富岡製糸場を会場にオンラインを含め28自治体が参加し、遺産の保全や活用方法を巡り議論を交わした。

 法隆寺がある奈良県斑鳩町の中西和夫町長は、コロナ禍による財政難をきっかけにクラウドファンディングを実施、1億5700万円が集まったと報告。「いろいろな形で法隆寺を守り、多くの人に足を運んでもらいたい」と話した。

 岐阜県白川村の宮丸和之教育長は、地域住民による「白川郷荻町集落の自然環境を守る会」の活動が50年を超えたことを報告した。